私の履歴書① 少年期

何事にも自信がない性格

 父を4歳の時亡くし、兄と姉、妹の4人兄弟の中で育った私は、勉強は好きになれず中学3年生の時に父親替わりの10才上の兄の勧めで、その時結成されたボーイスカウトに入れて貰ったのが人生の転機だったと思う。
 高校に入ってクラスが配置された時、クラス決めで進学クラスへの配属と聞いて職員室に行き自分は進学することは考えていないのでとクラス替えをして貰いたいと申し出て聞いて貰えた。そして1組の進学クラスから4組に替えて貰った。記憶力が悪いと思っていた私は学ぶ事は無駄だと思い、学校に行ってもボーイスカウトの次の企画書づくりに専念し、高等学校3年間をボーイスカウト活動に没頭した。剣道部に入っていたが、数人しか居ない中で試合にも出して貰えない位の落ちこぼれだった様に思う。だから昇段試験も受けたく無かったが、兄に勧められ断わりきれず、3年のときに二段を受けて合格する事が出来た。
 何せ兄は頭が良く足が速くスポーツマンで、市役所に勤め歴代の市長三代に仕え、市で発行する表彰状は兄貴が書いていて今でも市内のあちこちに飾ってある。その弟としてコンプレックスの塊の様な子供として育った少年期であった。

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